アカウミガメ
- officetakada
- 2023年10月18日
- 読了時間: 2分
今日の静岡新聞に、御前崎小学校がアカウミガメの研究で他の小学校とリモート交流した記事が載っていました。
このことについて、少し書こうと思います。
この御前崎小学校のアカウミガメの観察は、私が5年生の時に始まったものです。
当時は、週1時間の選択授業のクラブ活動で、河原崎由郎先生が顧問をし、自由研究クラブ(こんな名前だったのような)で始まりました。
県の水産試験でアカウミガメの人口ふ化に取り組むということで、御前崎小学校でもチャレンジしたいということになり、私とO君とM君の三人が担当に任命されました。
本当は、このクラブは何をしてもいいということだったので、プラモデルを作るつもりで友達と一緒に選んだのですが、先生の御指名によりアカウミガメとのお付き合いが始まりました。
始めは、鶏の孵卵器でウミガメの卵を温め、3日おきに卵を割って中の様子を写生することからでした。
ウミガメの卵を大量にもらってきたため、孵卵器に入らないものは、グランド北側の砂場の奥に埋めました。
1ヶ月ちょっとでふ化すると見込んで、観察を続けましたが、孵卵器の中の卵は全滅し、観察終了となるはずが、砂場の奥に埋めた卵が奇跡的にふ化したのです。
それが幸か不幸か、県の水産試験場より早くふ化したため、御前崎小学校が日本で最初の人工ふ化に成功したことになってしまいました。
偶然の賜だったのですが、小学生が偉業を達成したとNHKを始め東京のキー局が次々と取材に来て、授業を抜けて取材を受けたのを覚えています。
しかしながら、当時は民放2局しか静岡県では放送されていなかったため、自分の姿をテレビで見たのはNHKの昼の放送だけでした・・・
ここまでは、楽しい思い出です。
明日は、この後、起こる悲劇について書きます。
お楽しみに。




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